
「心理占星術は人を幸せにするか」を問いかけ続ける日々の記録。
-
柔軟サイン⇔活動サイン③ 町田康の『俺の文章修行』による「此の世には理解できないことがある」と「気色よさ=わかーる」の行ったり来たり
タイトルに「柔軟サイン⇔活動サイン③」となっているけれど、①、②はどこにあるんだ? まあいいや。 しかし、なんでこんなにしつこく同じ話ばっかりしているのかわからないけれど、「柔軟サイン⇔活動サイン」の視点で世界を見てみる […] -
2025年夏至から2026年春分までの流れを考える 人生はきれいごとではないが、力が入り過ぎてもうまくいかない そのときに必要なのは…
nicoPLa.netに「月イチ勉強会 夏至図読みの巻」の記事が出ました。 四季図読みの記事は、いつも月イチ勉強会のダイジェスト版をお送りしていますが、こちらは事務局のつびーが3日ほどかけてまとめてくれています。 わたし […] -
明日の月イチ勉強会「夏至図読みの巻」は、東浩紀の『訂正する力』の提案&時期読みタロットのスプレッドを用いて、「今、身につけるべき力」を考える
本との出会いって面白い。最初に読んだときはピンと来なかったのだけど、あるときふと「あ、あのとき読んだあの考え方、今のこれにつながるかも」と思ったりする。村上春樹が「E・Tが物置のガラクタをひっかき集めて、即席の通信装置を […] -
6/24(火)月イチ勉強会は夏至図読み「この国は絶望が足りない。何度も同じことを繰り返している…」わたし/わたしたちは、一体何に絶望すればいいのか
今日は夏至ですね。冬至から夏至までって、日に日に日照時間が長くなり、それにつれて期待や高揚感が増し増しになるわけで、だから夏至の前の夕暮れ時がたまらなく好きなのだけれど、だからこそ、ここから冬至に向かって逆転することを考 […] -
火星は乙女座へ 活動サインモードが盛り上がる中、今、わたしたちに必要な「力」とは。結果を求めない、着地のない、予定調和ではない、勝負のつかない「関心」の難しさよ!
6/10(火)の振り返り会&火星ワークショップ、6/14(土)の火星サイクル手帳ユーザーのためのフリートーク会が「感動した」「どのように生きるべきか明確になった」「点と点がつながって線になった」などなど思いのほか好評だっ […] -
今日の時期読み研究会はとことん三重円!サンテグジュペリの墜落機発見時から白鵬、そして… 三重円とは、wikiなどでは語られてない物語を語り得ること
今日の14時から時期読み研究会です。 こちらの時期読みクラスも長い付き合いになりましたね。 トランスサタニアンの意味をとことん再考することからはじまり、四季図、イベント図、著名人の三重円を言語化する練習、月相のシステムを […] -
【心理占星術の現場から】ナラティブの必要性 語り口(トンマナ)が変われば、世界の見え方、捉え方、生き方が少しだけ変わる
月イチ勉強会の三人家族関係のチャート読みは、「親と自分の関係を見詰め直す機会になった」「自分の未解決の問題が浮き彫りになった」といった声が続々届いています。 ホラリーチャート、コンサルテーションチャートをきっかけにして、 […] -
6/10(火)は火星ワークショップ乙女座期 2024.12.7~2025.2.23の獅子座―蟹座の逆行期の見直し、からの今期の獅子座の回収、からの乙女座期。自分にとっての「自然」とは?
コメ騒動については、5/27に開催した月イチ勉強会「柔軟サイン⇔活動サイン」のテーマで減反政策や農協問題についてやんややんやと話ましたが、時期的なことも含めて補足したいことがあるのでそれはまたいつか。 今日は、6/10( […] -
【柔軟サイン】出会いがしらとままならなさと試行錯誤。「ほんとうのさいわいとはなんだろう」を考え続けること。自然な成り行きを楽しむことができれば…
週末から火曜日の月イチ勉強会にかけて、またその後、個人セッションをやる中で、ずっと頭の中に生き方働き方研究会で読んだ宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』やルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』、その他のチャートを読んだときの印象 […] -
5/27の月イチ勉強会は①時期読み:金星の伏線回収と柔軟サインのまとめ ②赤ちゃんの鑑定と家族の力学、二股の恋愛から「わたしの本当の欲望」を深堀る
5/24(土)のタロット勉強会の冒頭は、双子座イングレスチャートと2つの時期読みタロットスプレッドの検証をしたのだが、これがなかなか面白い。 タロットを読める方は、イングレスチャートと2つのスプレッドが「今」の時期をどの […] -
今月の生き方働き方研究会は「息長く愛され、読み継がれる児童文学者たち」彼らのチャートから、「学びと成長、そしてほんとうのさいわい」について考えたい
明日5/25(日)15時からは生き方働き方研究会。 既にお知らせした通り、今月は長く愛され読み継がれ続ける児童文学者たちの素顔に迫ります。 星の王子さま――サンテグジュペリ― 赤毛のアン――モンゴメリー 不思議の国のアリ […] -
2025年双子座期☆番外編 双子座期は「日々を遊ぶ」または「身近な世界を大いに楽しむ」のやり方を育てる わたしの場合
双子座期。 前にも書いたように、春の3か月は何をしてても無邪気に楽しい。だから、わたしはとりわけこの時期は、やりたいことをやりたいようにやるようにやって、心身を伸び伸びとストレッチする。なんにでも興味を持ち、たとえ失敗し […]
このブログについて

ホロスコープの持つ構造のすばらしさと心理占星術の可能性を信じ、数多くの講座、研究会、ワークショップなどを行っています。天体や12サインという、変わらずそこにあるもの=普遍的なものを利用しつつ、時代とともに移りゆく象徴を再解釈していく、そのバランスが心理占星術との醍醐味になります。
パンデミック以降、「占い」がブームになっていると聞いています。多くの人たちが占星術やタロットを生業にしたいと考えているようです。もちろん、占いはもっとも古い職業の一つであり、人がいるところに悩みがあり、悩みがあるところに占い師があった/あると言えるのでしょう。 しかし、占星術の魅力は単なる占いとしてのテクニックにあるわけではないのです。
太陽系の天体たち、ゾディアック=黄道12宮といった秩序だった構造を利用し、個々人の中にある内的宇宙を見出し、その人自身の秩序を見出していく。人や社会にとらわれて、自分自身から疎外された「わたし」を再発見し、「わたし」を再定義しなおしていく、そういった重要な役割を持っているのです。
つまり、占星術を学ぶことによって、自分の在り方——wellbeingと言ってもいいし、本性を生きると言ってもいいし、スピノザ的に自己の活動能力の維持と言ってもいい——で生き始めることができるということです。
ただ、そのように占星術の構造を利用するためには、使う側にも知識や訓練が必要になります。それをどう皆さんと共有できるのか、それをnicoは日夜研究し続けていることであり、その成果=進歩や失敗=後退といった研究のプロセスのようなもの、また私自身をチャレンジ、志を同じくしている研究生や受講生のチャレンジをこのブログでお伝えできればと思っています。
最近は「心理占星術は人を幸せにするか」という問いかけを自分自身にし続けています。
先にも書きましたが、占星術は学ぶものではなく実践するものです。
自分が自分らしい人生を獲得するために闘う、そのための道具であるべきなのです。
だから、占星術の学びは決して頭でっかちな知識の産物ではなく、実践して、その成果を人生へと反映させるものです。
このようにあーだこーだと試行錯誤する時間、頭の中でアイデアをこねくり回している時間のほうが長いので、ブログは不定期になりますが、多くの方に読んでいただき、そして、一人でも多くの方に心理占星術のチャレンジに参加してもらえたら、この上ない喜びです。
心理占星術家nico