
「心理占星術は人を幸せにするか」を問いかけ続ける日々の記録。
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月イチ勉強会は春分図読み!「あなたにはカードがあるか」月相4枚のチャートを使いながら、金星が後ろ向きであること、そして魚座に戻ることの意味を考える
久しぶりのブログ。気がつけば世間は春。東京もちらりほらりと桜咲く。 いつも同じことを言っているが、立ち止まって考えなければならないことがあるはずなのに、意識が先へ先へと持っていかれている気がしてならない。 この仕事に就い […] -
3/14(金)の子育て研究会を終えて~子供にとって、自分の個性とは、家族=世界の中での生きにくさの正体である。
久しぶりのブログ。 日々、鑑定や講座、研究会を積み重ねながら、今の時代に必要な心理占星術ってなんだろうということを考え続けている。 昨日、ようやく書き上げることができたアポロンの竪琴・射手座編「わかっている世界」から「選 […] -
【火星サイクル手帳】裏月メッセージは届きましたか?感想→今回の「裏月」は満たされない感覚から来る不安の理由を言語化していただき解消するようなメッセージでした
火星サイクル手帳ユーザーのためのスペシャル特典のひとつとして人気の高い「裏天体シリーズ」。火星サイクル手帳2020は牡羊座逆行のサイクルということで裏火星のメッセージを、火星サイクル手帳2022は双子座逆行のサイクルとい […] -
週末の時期読み研究会は 「正義」「多数決」の前提が大きく変わる時代、トランスサタニアンの移動の意味をガチで考えてみよう
毎日、朝起きると昨日とは違う景色が広がっててビックリしますね。いやーすごいですね、トランプ政権。バンスもイーロンも、もうやりたい放題。本当にこれが4年も続くのですかね。無関係だったら、トランプ劇場の出し物として楽しく干渉 […] -
明日は月イチ勉強会 火星回帰「抑圧されたものは症状として回帰する」&海王星、土星が牡羊座に移動する前に、春分図から続いた蟹座のテーマを考える
昨日の「現場のための職業勉強会」も「生き方働き方研究会」も本当に面白かったなー 15時からスタートした生き方働き方研究会、19時過ぎても面白さが尽きることがなかった。皆さん、最後までお付き合いいただきありがとうございまし […] -
3/13(木)心理タロット講座スタート!思い通りにならない人生をどうサバイブするのか。本当に欲しい答えに踏み出すにはどんな力が必要か。未解決な問題を視覚化し構造化する。それが心理タロットの学びの目標
なんと心理タロット講座の開催は2年ぶりなのですね。月日が経つのは早いですが、この2年間、様々な学びの現場で心理タロットの世界を深めることができました。 タロットマスタークラスの人たちと週一で集まり、 ●心理タロットをカウ […] -
蟹座火星逆行終了まであと10日 「わたしの居場所」に根を下ろせる日は来るのだろうか 「わたしは何者か」を獲得する闘いはこれからも続くのだろうか
心理占星家のノエル・ティルは、ネイタルチャートの南半球(ホロスコープの上半分)が強調されたチャートを「社会に翻弄された幼少期」と読んだ。この解釈を最初に聞いたとき、実のところピント来なかった。 社会に翻弄されるってどうい […] -
今日のテーマは「協」 石破×トランプ会談はうまくいったのか?協業はなぜ失敗するのか? ASC天秤座時代に向けて、今考えておくべきこと
と、その前に。 2/8(土)の火星サイクル手帳ユーザー・フリートーク会にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。 先日のブログに書きましたが、今回のフリートーク会、当初の目標である斎藤環氏の言葉――調和した声を響 […] -
2/8(土)20:00 火星フリートーク会がリニューアル!斎藤環氏の「主体性の回復」をここでも試してみたい 会話は合意を目指すが、対話は違いを掘り下げる…
今期の火星サイクル手帳を作成するために、2024.5.1~2026.4.9の天体の運行を追いかけながら、「このサイクルは、国も企業も個人も、生き延びるために己を深く理解する必要があるぞ。そうでないと思いもよらない方向に流 […] -
今日から木星は順行へ。自分はレッドオーシャンで戦うか、ブルーオーシャンを目指すか。逆行の時に何を思ったか。
立春が過ぎ、木星が順行へと向きを変えると同時にトランプ政権は関税措置を武器に、外交交渉へと動きを進めた。真意はともかく、メキシコ大統領の「おたがいに敬意ある雰囲気のなかでのよいやりとりだった」という言葉を聞くにつれ、交渉 […] -
制約は創造の母 創意工夫 DeepSeekショックと冬至図の月、水星、木星、土星のグランドクロスの関係 天体たちはわたしたちに何を教えようとしているのだろう
毎日いろいろある。見え過ぎ、聞こえ過ぎていて物事がよくわからなくなっているもの。日常の中に埋もれてしまって、うまく拾えなくなっているもの。すべてを同じ量だけ拾うことはできない。立ち止まっていると、どんどん世界が動いていっ […] -
月イチ勉強会の内容を急きょ付け足し 生き延びるための戦略 勝ち馬にのる不動サイン、負け犬になる不動サイン その差は? 変わり身の早さが大事?
昨日の生き方働き方研究会は、なんと5時間をかけて、フジテレビ問題の関係者、またトランプ陣営の主要メンバーのチャートを分析していきました。 さすがに最後はヘロヘロになりましたが、それなりに見えてくるものがあるものがあり、こ […]
このブログについて

ホロスコープの持つ構造のすばらしさと心理占星術の可能性を信じ、数多くの講座、研究会、ワークショップなどを行っています。天体や12サインという、変わらずそこにあるもの=普遍的なものを利用しつつ、時代とともに移りゆく象徴を再解釈していく、そのバランスが心理占星術との醍醐味になります。
パンデミック以降、「占い」がブームになっていると聞いています。多くの人たちが占星術やタロットを生業にしたいと考えているようです。もちろん、占いはもっとも古い職業の一つであり、人がいるところに悩みがあり、悩みがあるところに占い師があった/あると言えるのでしょう。 しかし、占星術の魅力は単なる占いとしてのテクニックにあるわけではないのです。
太陽系の天体たち、ゾディアック=黄道12宮といった秩序だった構造を利用し、個々人の中にある内的宇宙を見出し、その人自身の秩序を見出していく。人や社会にとらわれて、自分自身から疎外された「わたし」を再発見し、「わたし」を再定義しなおしていく、そういった重要な役割を持っているのです。
つまり、占星術を学ぶことによって、自分の在り方——wellbeingと言ってもいいし、本性を生きると言ってもいいし、スピノザ的に自己の活動能力の維持と言ってもいい——で生き始めることができるということです。
ただ、そのように占星術の構造を利用するためには、使う側にも知識や訓練が必要になります。それをどう皆さんと共有できるのか、それをnicoは日夜研究し続けていることであり、その成果=進歩や失敗=後退といった研究のプロセスのようなもの、また私自身をチャレンジ、志を同じくしている研究生や受講生のチャレンジをこのブログでお伝えできればと思っています。
最近は「心理占星術は人を幸せにするか」という問いかけを自分自身にし続けています。
先にも書きましたが、占星術は学ぶものではなく実践するものです。
自分が自分らしい人生を獲得するために闘う、そのための道具であるべきなのです。
だから、占星術の学びは決して頭でっかちな知識の産物ではなく、実践して、その成果を人生へと反映させるものです。
このようにあーだこーだと試行錯誤する時間、頭の中でアイデアをこねくり回している時間のほうが長いので、ブログは不定期になりますが、多くの方に読んでいただき、そして、一人でも多くの方に心理占星術のチャレンジに参加してもらえたら、この上ない喜びです。
心理占星術家nico