毎月第三火曜日の午前中に開催している「心理占星術・月イチ勉強会」
今月は、春分の日スペシャルとして
恒例の春分図リーディングに加え、月の成長物語ー柔軟宮編と、二部構成の開催となりました。
生徒の皆さんが注目していたのが、3/7に魚座に移動していた土星。相反する性質をもつため、その表現が難しい、どう捉えたらいいのか、という声がたくさん上がっていました。
そこで、今回は土星に対する誤解を解くために、幾つかの補助線となる視点を紹介しました。
まずは2004年まで遡り、聖域なき構造改革で知られた第二次小泉内閣発足時のチャートを検証。かつて行われた「抜本的改革」「郵政民営化」と言われた事象は、土星が蟹座を通過している時に起きていたことを確認。
一般的に、破壊や改革といったキーワードは、天王星や水瓶座または土星に結び付けられることが多いようですが、nico の講座ではむしろ土星・山羊座の対向(180度)となる蟹座が、もっとも権威や体制に対するアンチテーゼ、土星的な感性に対する反発心や抵抗心を突き付けるアグレッシブなサインだと解釈。
そして、社会天体の土星にふさわしく、行政学のチャールズ・リンドブロムの「インクリメンタリズム」理論をご紹介。あるべき社会改革の条件と共に、土星の働かせ方について身近な例と比較しながら具体的な理解を深めた後に、いよいよ春分図のリーディングに入りました。
12H強調、ASC(アセンダント)牡羊座、そして主題となる土星・魚座のもたらす社会課題––アテンションエコノミーからの弊害、コミュニケーション不全、成長から縮小への経済転換と、暗く厳しい課題が多く挙げられましたが、共通する大きなテーマは「サバイバル」であり「生きる」ことを切実な問題として捉えるべきときが来たということ。
その一方で、認知症や学習障害に対する新たな政策展開への期待、次世代に向けて動き出した外交改善など、わたしたちが持つべき振る舞いについて、火星・双子座ー水星・牡羊座のミューチャルレセプションの観点からお伝えしました。
当たる・当たらないではなく、考え方のヒント、考えをめぐらすことの重要性などとともに、マンデン占星術の面白さ―――人、国、時代に起こった出来事を私事にするための道具―――をお伝えした充実の時間となりました。
「インクリメンタリズム」理論を用いた土星のあるべき姿、2023年春分からの一年については、見逃し動画で配信中です。ぜひ、ご覧ください。
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2023春分図リーディング、魚座・土星のもたらす社会像
柔軟宮の月の成長物語(約170分)
・土星を理解する
・土星的感性、権威や体制にNO!を突き付ける蟹座
・インクリメンタリズム理論から見た土星のイメージをwell-being として活用する
・土星の課題は時間が解決してくれる
・問題を明らかにする水瓶座の力
・成長ではなく縮小戦略という選択
・自律社会=自己決定ができる社会の仕組みづくり
・アテンションエコノミーの弊害
・コミュニケーション不全をどう乗り越える?
・認知症や学習障害への社会整備への期待
・生きていくために必要となる、ASC牡羊座のふるまい
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[ 心理占星術家 nico ]───────────
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